免疫の基礎知識

免疫を再確認

■免疫のシステムとは?
免疫学的に言うと「自己と非自己を区別して、自己以外のものを異物(抗原)として認識し、排除する仕組み」です。言い換えれば「体内に入った最近やウイルスなどの外的(非自己)から身を守る生体防衛機能」のことです。
免疫システムによって私たちの体は健康に保たれているのです。

■自己と非自己は何のこと?
「自分の体の成分」と「自分の体の成分でないもの」を、免疫学ではそれぞれ「自己」、「非自己」という用語で表現しています。「非自己」は自分以外のもの全て、ウイルスや細菌、花粉、塵などの異物なども含まれています。

最初の生体防衛(初期防衛)

各所の分泌液 皮膚、眉毛、鼻毛、まつげや粘膜(気管支・消化器官・鼻・口・のど・膀胱・尿道など)、唾液、鼻水、涙などの分泌液が、異物の侵入を防いでいます。吸気に混じって侵入した微生物を気道の繊毛が殺菌し、感染から防衛しています。くしゃみや咳は異物を外に追い出しているのです。汗や尿は異物を外に流し出します。
分泌液や粘液に「殺菌物質リゾチーム」が含まれています。また、胃で分泌される酸も食物中の細菌を殺菌します。

免疫細胞について

人間の体を構成する約60兆個の細胞のうち約2兆個、重さにして約1kgが免疫細胞です。
全細胞の内、毎日3000億個以上の細胞が死に、同じ数だけ新しい細胞が生まれています。免疫細胞も1日に100億個が入れ替わっています。
このような膨大な数の細胞が、一生懸命に働いて私たちの体を守っています。
免疫細胞とは、いったいどのような物なのでしょうか?

免疫器官 ■免疫細胞はどこで生まれるの?
免疫器官でそれぞれの免疫細胞に形成されていきます。免疫器官には骨髄、胸腺、リンパ節、血管、膵臓、腸などがあります。一番重要なのは骨髄で、リンパ球や赤血球の元になる造血幹細胞が存在しています。骨髄で造血幹細胞の分裂から生まれたリンパ球のうち、胸腺に行ったリンパ球はここで教育されてT細胞になり、全身に供給されます。それ以外のリンパ球はB細胞になります。

■免疫細胞は白血球です。
免疫細胞は造血幹細胞から分化して生まれてきます。分裂した細胞はリンパ系幹細胞とマルチ系幹細胞になります。最終的に生まれる細胞はリンパ系がT細胞、B細胞、NK細胞。マルチ系がマクロファージ、顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球)、赤血球、血小板です。赤血球、血小板以外は白血球です。赤血球は栄養や酸素を運びます。

■免疫細胞は何で出来ているの?
アミノ酸が免疫細胞を構成しています。アミノ酸は、私たちの体を作り上げている重要な物質であるタンパク質を構成している成分です。アミノ酸は20種類あり、その組み合わせによって、体のほとんどの部分が作られています。

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