風邪について(予防法〜対処法まで)

 風邪は、私たちにとって最も身近な病気でありながら、特効薬は無いと言われ「風邪は万病の元」といわれるほど、危険度の高い病気です。
しかし、身近な病気「風邪」をもう一度認識し、正しい知識を身につけることで、予防も可能な事はすでに周知の通りです。

 このページは、その風邪にについての認識をチェックして頂くために設置しました。
風邪の食事療法のページと並行してご覧ください。

風邪について インデックス

風邪って何?
風邪の予防
正しいウォーキングの仕方
風邪をひいたときに手当て
用語解説


風邪って何?

風邪  風邪の原因のほとんどはウイルスによります。疲労などで体調を崩したりすると、免疫力がなくなります。免疫力がなくなるとウイルスが侵入してきても、ウイルスを排除する力が弱くなっているので、粘膜の炎症を起こしてしまいます。普通の風邪は、熱もあまり高くなく、くしゃみ、鼻水、咳、喉の痛み等の症状が一般的ですが、頭痛、嘔吐、下痢などの症状を伴うこともあります。普通の風邪でもこじらせると、気管支炎や肺炎になることもあります。

 一方、インフルエンザは熱が38度以上になり、普通の風邪の症状も表れますが、いきなり頭痛、筋肉痛、関節痛などの全身症状が見られます。気管支炎や肺炎などを併発しますので、乳幼児や高齢者は重症にならないようにインフルエンザにかかった時は、十分に注意する必要があります。


風邪の予防

風邪の予防は、ウイルスに感染しないこと。基礎体力を強化し免疫力をつけることです。基本となるのは、規則正しい生活をし、バランスの取れた食生活、十分な睡眠、適度な運動をして、疲労をためないことです。

手洗いの習慣

手には意外と細菌がついています。外出から帰ったらすぐに、石鹸を泡立て、指の間もしっかり洗いましょう。
30秒間、水だけで洗っても細菌が80%減ると言われています。風邪は手についたウイルスが、鼻や口を通って体の中に入って感染することが多いです。風邪が流行っている時はいつもより丁寧に洗いましょう。

うがいの励行

うがい 普段は水やお茶で喉(のど)の奥まで行くようにして、上を向いてガラガラと声を出して3回位してください。
うがいをすると口の中や喉の細菌の数が減ります。

マスクをする

風邪のウイルスは咳やくしゃみとともに飛び散って感染します。完全にウイルスをシャッターアウトすることはできませんが、風邪が流行っているときはマスクが効果的です。
インフルエンザなど流行っている時は、乳幼児や体力の弱っている人は、人ごみの多い場所へ外出するのは極力避けるようにしましょう。

乾布摩擦

乾いた布で皮膚を摩擦すると、皮膚を刺激し、皮膚の体温調節機能が強められて皮膚の血行がよくなります。体の代謝機能が活発となり、免疫効果を高め風邪をひきにくくします。乾布摩擦するときに肌を外気にさらしますので、寒さに強くなります。
【注意】高齢者の方や血圧の高い方は無理をしないようにして下さい。

冷水摩擦

冷水につけたタオルをしぼって体をこすります。乾布摩擦と同様な効果があります。
【注意】血圧の高い方や高齢になってから始める方にはおすすめできません。

温冷浴

温冷浴42〜43℃位の熱めの浴槽に3分位つかります。次は浴槽から出て、20度の冷たいシャワーを浴びます。これを4〜5回くりかえします。冷水は心臓に遠いところから掛けてください。いきなり、胸・心臓にかけることは決してしないでください。これは痩せる方法でもあります。冷水シャワーは手足にかけるだけでも効果があります。また、湯上りに冷たいシャワーを浴びることも効果があります。あまり無理せずにお試しください。

温泉場や公衆浴場では温水や冷水の浴槽に交互に入るようになっている所がありますが、これも大変健康に良いです。

熱いお湯につかって皮膚血管が拡張している時に、冷水をかけると急にその血管が収縮されます。これを長く続けますと、皮膚の寒さに対する抵抗力を増やし、皮膚が鍛えられます。

【注意】高血圧や心臓の悪い方、お年寄りには、この入浴方法は危険ですので、おすすめできません。

厚着をしない

厚着をすると肌の新陳代謝が悪くなり、抵抗力が弱くなります。なるべく薄着にして皮膚や粘膜を鍛えると風邪を引かなくなります。最近は冷暖房で室内と室外の温度差がありますので、羽織るものを1枚持っていって、こまめに調節するようにすると良いでしょう。

バランスの良い食事

バランスの良い食事 1日30品目とると大体バランスの良い食事をすることができます。

風邪の予防としては、普段から鼻や喉の粘膜を強くするビタミンAや免疫力を強化するビタミンC、また免疫物質を作るタンパク質を含んだ食事を摂るようにして下さい。

外で働いているとつい外食が多くなりますが、野菜が不足がちになって繊維質やビタミン、ミネラルを十分に摂ることができませんので、野菜を含んだメニューにするように心がけるようにしましょう。
参考:風邪の食事療法

適度な運動

適度な運動をすると基礎体力がついて免疫力を高めます。

ウォーキング、ジョギング、水泳(水の中を歩くだけのコースもあります)、ゲートボール、その他スポーツ、気功、ヨガなど。
【注意】運動の前には十分な準備運動をしましょう。高齢になってから始めるときは、一気にしないで、徐々に運動量を増やしていってください。

禁煙

タバコは免疫力を強化するビタミンCを大量に破壊します。風邪を引きやすい人には禁煙をお勧めいたします。


正しいウォーキングの仕方

ウォーキング 前項の風邪の予防にあったように、適度な運動は基礎体力、免疫力の向上だけにとどまらず、健康的な生活のリズムの維持など様々な効果をもたらしてくれます。
中でもウォーキングは体への負担が軽く、誰でも自分のペースでできる気楽さもあり、今注目を集めています。

ここではそのウォーキングに焦点を当て、ウォーキングの基本姿勢と効果についてまとめてみます。

ウォーキングの基本姿勢

1. 背筋を伸ばして前をまっすぐ見る。あごはやや引き気味にする。
2. 腕を振るときは胸の高さまで上げる。
3. 大またで歩く。前に出した足は地面に踵(かかと)からつけて、重心をつま先に移行する。膝は曲げないでまっすぐ伸ばす。この歩き方は姿勢をよくします。
4. 息がはずむ程度の速度で30〜60分をなるべく毎日行うことが望ましい。
5. 靴は底に弾力があるものがよい。

【豆知識】ファッションモデルの歩き方と同じです。歩き方が綺麗に見えます。

ウォーキングはなぜよいのでしょうか。

ウォーキングは有酸素運動といって、体内に酸素がたくさん取り入れられて、細胞を活性化し新陳代謝を高めます。15分以上歩くと体脂肪の燃焼にも効果があります。
足腰が鍛えられ筋肉がつきます。当然、腹部や腰にも筋肉がついてきて、基礎代謝も高くなります。ダイエット効果もあります。
外に出ることによって外気にも触れ皮膚が鍛えられます。
筋肉の緊張がほぐれ、肩こりや腰痛などを解消します。
ストレスを解消します。
歩くことで骨にカルシウムが蓄えられると言われています。
総合的に体力がアップされて免疫力が高まり、風邪を引かなくなります。
その他、高脂血症、骨粗しょう症、動脈硬化・高血圧の予防、老化防止等にも良いと言われています。


風邪を引いたときの手当て

■基本編
現代の医学では風邪を治す薬は無いと言われています。体を休めて体力の消耗を防ぎ、風邪のウイルスに打ち勝つ免疫力をつけることが肝心です。

まず、寝ること 十分な睡眠は何よりの薬です。体を安静にしてエネルギーの消耗を少なくします。
体を温めること 温かいスープやしょうが湯(風邪の食事療法参照)などを飲んで体を内部から温めましょう。
栄養補給 発熱すると体力の消耗が激しくなります。栄養価の高いものを食べて、良質のタンパク質やビタミンやミネラルを補給する必要があります。特にビタミンCは免疫力を強化する働きや抗ウイルス作用がありますのでジュースなどで補給してください。
部屋を暖める 冬は20〜25度の室温がよい。
部屋を加湿する ウイルスは湿度を嫌います。乾燥している場合は、湿度を60%〜80%に保つようにして下さい。
高熱、症状の急変 医師の診断を仰ぐ。特に体力の無い乳幼児、高齢者などは合併症に注意して下さい。

■初期の風邪
風邪をひいたかなと思ったら・・・。

悪寒(おかん) ゾクゾクとする場合は、風門(首筋の後ろの飛び出た骨の下)を暖める。熱いタオル、「こんにゃくを茹でてタオルでくるんだもの」、市販されているレンジで暖めるものなど便利です。急を要する場合は、あまりお勧めではありませんが使い捨てミニカイロを使う。
喉が痛い お茶、ルゴール液(薬局で売っています)などでうがいをする。ひどくなると声帯を痛めて、声がれになりますので気をつけて下さい。からしなどの刺激物や塩分の強い食べ物、タバコは控えてください。
くしゃみ・鼻水 鼻から侵入してくるウイルスや、異物を外に追い出そうとして、ヒスタミンなどの化学物質によって、鼻粘膜の知覚神経が刺激されて起こります。また、冷たい空気に刺激されても起こります。
くしゃみ、鼻水などの症状は乾燥が一番良くありません。室内の湿度を高くしましょう。
鼻の横を、中指を上下にしてマッサージすると、鼻腔の血行が良くなって、刺激が緩和されます。
頭痛 こめかみの横のくぼんでいる所を指で軽く押さえますと楽になります。激しい頭痛は他の病気が原因で起こっていることも考えられますので、医師の診断を受けて下さい。
首や肩のコリ 血行を良くしてマッサージをすると楽になります。熱がなければ入浴して体を温めて、軽くマッサージをします。風呂に入れない場合は熱いタオル、暖めたこんにゃくなどを首や肩に当ててからマッサージをします。
発熱時の手当て 体を休めて安静にします。汗をかいた後は体を拭いて肌着を着替えます。肌着を着替えるとき、体を冷やさないように、冬は部屋を暖めて手早くします。
足湯 浅めのバケツなどの容器に43〜44度のお湯をそそぎ、両足をふくらはぎまでつけて、10分くらい暖めます。全身の血行がよくなり代謝を高めます。

用語解説


新陳代謝 人間の体の中には約60兆もの細胞がありますが、古い細胞が新しい細胞と入れ替わることを新陳代謝と言います。新しい細胞は栄養素によって作られ、古い細胞は大便と一緒に排泄されます。
免疫力 免疫力とはウイルス、細菌、カビなどの外敵を撃退して身を守る力のことです。つまり、発病する前に病気を防ごうとしたり、病気になった時、元通りの健康な体に戻そうとする働きです。病気に対する抵抗力であり自然治癒力でもあります。
基礎代謝 体を維持していくために消費するエネルギー量のことです。心臓と筋肉がエネルギーを多く燃焼します。
有酸素運動 エネルギーを燃焼するのに酸素を必要とする運動です。酸素を多く取り込み、二酸化炭素も外に多く出しますので、心肺機能や血液の循環機能が活性化されます。また、体内に酸素を取り入れることで糖質と脂肪エネルギーに換えていきます。

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