風邪の食事療法

自分の健康は自分で守る時代です。
 正しい知識を身に付け、毎日の食事に気をつけることが、病気の一番の予防になります。しかし、疲れた、食欲がない、体がだるい、寒気がする、熱っぽなどと体調を崩した場合には、昔から伝承されている、手近な野菜や薬草を使い、自然治癒力を生かした民間療法で体調を整えてみてはいかがでしょうか。

 21世紀の健康は、昔から伝承されている民間療法、食事療法を大いに活用したいものです。野菜や薬草などそれ自体が、病気の予防や色々な症状の緩和を図り、回復させる働きをもっています。人生の先輩や、主婦の方々が実践されている誰にでも簡単にできる方法を取材し、まとめました。

※高熱が出たり、微熱が続いたり、病気にかかってしまったら、必ず医師の診断を受けてください。高齢者や乳幼児は色々な合併症が出てきますので気を付けてください。

風邪の食事療法(症状別)インデックス

風邪は昔から万病の元と言われています。風邪気味かなと感じたら、こじらせずに早く治すように心がけて下さい。

風邪の初期症状に
せき・タンに
声がれ・のどの痛みに
吐き気・嘔吐に
うがいに
子供の風邪に


風邪の初期症状に

風邪をひいたかなと感じたら、栄養をとって体を暖かくして寝ることです。汗をかいたら水分を補給してください。また、下着を替えることも忘れないでください。

野菜・果物 作り方・効能
しょうが湯
しょうが湯
ひね生姜(しょうが)をおろし金ですりおろし、熱湯を注ぎ、ハチミツを入れて飲みます。
生姜は血液の循環をよくするので発汗・解熱作用があります。鼻づまりや喉にも効きます。
レンコン汁
レンコン汁
レンコンを皮ごとすりおろして絞ったものにハチミツを加え、お湯を入れて飲みます。レンコンはビタミンCが多く含まれ、風邪の初期に良いと言われています。
痛んだ粘膜が修復され、セキ止めにもなります。
にんにくの蒸し焼き
にんにく蒸し焼き
大蒜(にんにく)を2〜3個、皮をむき、アルミホイルにくるむ。焼き網、オーブントースター、フライパンなどを使用して、遠火で中まで火が通るようにする。1回に1個。
疲労回復によく、にんにくの成分のアリシンは強い抗菌作用があります。
長ねぎ汁
長ねぎ汁
長ねぎの白い部分を1本、細かく刻み、汁椀に味噌を小さじ1/2入れて熱湯を注ぎ、飲みます。鰹節を入れてもよい。
体が温まり発汗作用があります。ねぎ特有の香りの成分である硫化アリルは殺菌・抗菌作用があります。
梅醤番茶
梅醤番茶
梅干1個、醤油大さじ1杯、生姜汁2滴、番茶を用意する。湯のみ茶碗に梅干を入れて、種を取り除き、よくほぐす。さらに醤油を加え、おろした生姜汁を加え、熱い番茶を注いでよく混ぜて飲む。市販されている「梅醤エキス」を使う場合は、番茶に小さじ1杯入れるだけでよい。梅干の代わりに市販の「梅肉エキス」でもよい。
疲れ、胃腸の調子が悪い、下痢などの症状やセキが出ているときに効き目があります。
トマトジュース
トマトジュース
トマトの皮と種を取り除き、ジュースにします。
体の中の熱をとります。

セキ・タンの症状に


野菜・果物 作り方・効能
金柑の煮汁
きんかんの煮汁
金柑(きんかん)30個に縦に切り目をいれ、最初に水で茹で、冷水にさらしアクを取ります。そのあと、金柑と水800cc、砂糖250gを弱火で20〜30分煮ます。煮汁をそのまま飲みます。砂糖の代わりにハチミツでもOK。
のどの炎症を鎮め、咳を止めます。
金柑のハチミツ煮
きんかんの
ハチミツ煮
金柑30個を鍋に入れ、ヒタヒタの水を入れて弱火で茹でます。沸騰したら、お湯を捨てます。その後、金柑と新たにヒタヒタの水をいれ、ハチミツを200g(お好みで調節)を加え、弱火で煮ます。金柑を食べます。
金柑の蜂蜜漬け
きんかんの
蜂蜜漬け
金柑をハチミツに漬け込み、5倍位に薄めて飲みます。
のどの痛みや咳に効きます。
大根あめ
大根あめ
大根を1cm角のサイの目に切って、広口ビンに入れて、大根がひたひたになる位まで、水あめを入れて漬けます。1〜2日すると大根が浮いてきて、澄んだ液が出てきますので1回に茶さじ1杯を飲みます。水あめが無い場合はハチミツでも構いません。
のどの痛みやセキに効果があります。
かぶのおろし汁
かぶのおろし汁
中位の大きさのかぶを皮ごとすりおろし、布巾でこしてから飲みます。
セキ止めに効果があります。
みかんの皮の煎じ汁
みかんの皮の煎じ汁
無農薬、ノーワックスのみかんの皮をよく洗い、細く刻んで1週間ほど乾燥させます。みかんの皮10gに水600gを加え、さらにハチミツを小さじ1〜2杯加え、半分の量になるまで煮ます。
セキ止めやタンを切るのに効果があります。胃腸を整え、吐き気も抑えます。
レンコン汁
レンコン汁
作り方は、「風邪の初期症状」と同じ。
レンコンのねばりの成分は、ムチンといって、痛んだ粘膜を修復させます。セキ止めにもなります。
しょうが湯
しょうが湯
作り方は「風邪の初期症状」と同じ。
香りの成分が喉の炎症を抑えて、タンの切れをよくします。

声がれ・のどの痛みに

熱すぎるもの、辛いもの、タバコは避ける。

野菜・果物 作り方・効能
大根のおろし汁
大根のおろし汁
大根をすり下ろして、お湯で倍に薄めて飲みます。1回に湯のみ茶碗1杯。
1日3回。
のどの炎症を抑えます。
ごぼうのおろし汁
ごぼうのおろし汁
皮付きのごぼうを10cm位すりおろして、布巾でしぼります。杯に1杯飲みます。
1日3回。
リグニンという水溶性の食物繊維には抗菌作用があります。
みょうがの甘酢漬け
みょうが甘酢漬け
みょうがをさっと茹でて冷まし、水分を切って、甘酢(酢2、砂糖1、塩少々)に1日漬けます。梅酢に漬けてもよい。
のどの痛み・口内炎に効く。
いちじくの実
いちじくの実
いちじくの実に水を加え、半分の量になるまで煮詰めます。その後ハチミツを加えます。
消炎と解毒作用があるので、喉の痛みを緩和します。


吐き気・嘔吐に

吐いた後は安静にします。食べられるようになったら、栄養価の高いものを摂るようにして、体力の回復をはかります。

野菜・果物 作り方・効能
梅干
梅干
梅干1個に熱湯を注いで飲みます。2カップの水で半分の量になるまで煎じると、もっと効果があります。梅のクエン酸が抗菌作用、整腸作用があるので、むかつきが治まってきます。
みかんの皮の煎じ汁
みかんの皮の煎じ汁
無農薬、ノーワックスのみかんの皮をよく洗い、細く刻んで1週間ほど乾燥させます。みかんの皮10gに水600gを加え、さらにハチミツ小さじ1〜2杯加え、半分の量になるまで煮ます。
セキ止めやタンを切るのに効果があります。胃腸を整え、吐き気も抑えます。


うがいに


野菜・果物 作り方・効能
緑茶・紅茶
緑茶・紅茶
1日数回、濃い緑茶や砂糖なしの紅茶でうがいをします。緑茶の中のカテキン、紅茶のテアフラビンに殺菌作用があります。


子供の風邪に

子供は風邪をひくと熱を出しやすく、汗をよくかきます。脱水症状を防ぐために、湯ざましやジュースなどの水分を与えて下さい。こまめに下着も替えて下さい。

野菜・果物 作り方・効能
しょうが湯
しょうが湯
すりおろした生姜に熱湯を注ぎ、ハチミツを加えて飲みます。
1日3回位。
梅干の黒焼き
梅干の黒焼き
梅干を網の上で焼いて、湯のみ茶碗に入れ、熱湯を注ぎます。
梅干は新陳代謝を活発にするので、発汗、解毒作用があります。
くず湯
くず湯
鍋にくず粉大さじ2杯と水大さじ3杯を入れて、よくかき混ぜます。滑らかにくずが溶けたら、水1カップと砂糖大さじ1杯を加え、火に掛けます。木べらで焦げ付かないようにして、透明になったら火を止めます。
風邪のひきはじめや、回復期によい。
大根あめ
大根あめ
大根をすりおろして、お湯で倍に薄めて飲みます。1回に湯のみ茶碗1杯。1日3回。
喉の炎症を抑えます。大根の消化酵素ジアスターゼが消化をよくするので、風邪で弱った胃腸にもよい。
金柑の煮汁
金柑の煮汁
金柑30個に縦に切り目をいれ、最初に水で茹で、冷水にさらしてアクを取ります。そのあと、金柑と水800cc、砂糖(ハチミツでもよい)250gを弱火で20〜30分煮ます。煮汁をそのまま飲みます。喉の炎症を鎮め、咳を止めます。
りんごジュース
りんごジュース
りんごをすりおろし、ガーゼで搾って飲みます。
成分のペクチンに整腸作用があり、下痢にも便秘にもよい。水分補給にもなります。

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